スーパーコンピュータ「富岳」 計算速度などで世界1位 理化学研究所などが開発 新型コロナウイルス研究にも利用


 理化学研究所などが開発したスーパーコンピュータ「富岳」が、計算速度などで世界1位を獲得しました。

「富岳」が世界一となったのは、計算速度やグラフの解析性能など4つの部門で、4部門同時に1位となるのは世界初の快挙です。「京」の後継機として開発された「富岳」は、スマートフォン2000万台分の性能を持つとされていて、計算速度は1秒間に約42京回と前回首位を獲得したアメリカ製のスパコンの2倍以上となりました。理化学研究所の松本紘理事長は「ほっとしていると同時に、非常に嬉しい」「今後最大限の性能を引き出す努力を続けていきたい」と話しました。「富岳」は、来年以降の本格運用を前に新型コロナの研究に一部利用されていて、有効な治療薬の発見や飛沫感染の分析で期待されているということです。

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参考


スーパーコンピュータ「富岳」 計算速度などで世界1位 理化学研究所などが開発 新型コロナウイルス研究にも利用

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スパコン「富岳」世界ランク1位に ( 理化学研究所と富士通により共同で開発 )


  8年半ぶりの快挙です。最新鋭のスーパーコンピューター「富岳」が計算速度に関する最新のランキングで世界1位となりました。

 スーパーコンピューター「富岳」は去年8月に運用が終了した「京」の後継機として計算速度の向上をめざし、理化学研究所と富士通により共同で開発されたものです。
 22日夜、計算速度など世界のスーパーコンピューターの性能に関するランキングが国際会議で発表され、「富岳」が1位となり、世界一となるのは「京」以来、8年半ぶりです。
 「富岳」は新型コロナウイルス対策に役立てるため、飛沫の広がり方などのシミュレーションなど、来年度からの本格運用を前に今年4月から仮運用が始まっています。
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スパコン「富岳」世界ランク1位に ( 理化学研究所と富士通により共同で開発 )
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